牛の皮は私たちが普段食べている牛肉の副産物です。
中田製革所で生産している革のうち、約90%は国産牛の皮を原材料として使用しています。
日本国内で1か月に出荷される牛の数はおよそ10万頭であり、もしこれらを革にすることなくすべて廃棄したとすると、その処分費の一部が税金という形で我々国民の負担になってしまいます。
また皮を焼却すれば二酸化炭素が増加し、地球の温暖化にもつながります。汚水処理等の設備がしっかりしている日本だからこそ地球温暖化に配慮した環境づくりによりタンナーが活躍できます。
私たちタンナーは、皮をなめして革にすることで産業廃棄物を減らし、また革製品の素材として生まれ変わらせることで環境問題の改善に貢献しています。